令和元年5月19日に京都大学YMCA会館・二階ホールに於いて、京都楽癒コンサート主催によりリサイタルを開かせていただきました。初めて伺ったのですが会場はカザルスホールなどを設計したヴォーリズの初期の建築物で、木造の自然な響きの、とても趣のある建物でした。
司会進行等お世話をしてくださった西脇先生とは30年ほど前にご縁を頂き、当時は京都伏見の国立京都病院で行われていた院内の病院コンサートに、二度出演させていただきました。また会場をお借りして生徒さんの発表会を一度させていただいたこともありました。 ご自身もバイオリンをお弾きになり大変クラシック音楽への造詣が深く、またその温かく細やかなお気遣い、気さくで楽しいお人柄のもと、演奏家はじめ多くの皆さまが集い、多忙なお仕事の中、今も京都楽癒コンサートとして40年来お続けになっています。
昨年私がびわ湖ホールでリサイタルを開きましたのをきっかけにお声がけを頂き、今回またこのような機会を持たせていただくことになりました。
プログラムはびわ湖ホールでの曲目、(今回はリストのダンテを読んでを除きました、スカルラッティのソナタ3曲、ショパンのノクターン遺作、作品10のエチュードより8、9、10番の3曲、幻想曲、リストのペトラルカのソネット第104番、ラ・カンパネラ)に加えて、ショパンのスケルツォ第1番とリストのコンソレーション第3番を、またアンコールにはエオリアンハープと別れのワルツを演奏させていただきました。
居心地の良い素敵な空間の中でまた新たな発見を体感させていただき、とても貴重な時間を持たせていただきましたこと、西脇先生はじめ楽癒コンサートでお世話になりました方々、お集まり下さった皆さまに、心より感謝いたしております。